中絶手術とはどういう手術
〔�〕中絶手術とはどういう手術なのか
(1)すべての医療行為、特に手術は、個人の健康を保持し、増進、改良する為に行うものです。
然し中絶手術だけは今後80年も90年も生きようと言う生命ある胎児を、本人及びパートナーと医師が相談して人工的に中絶しようと言うものですから、極めて特殊な手術です。
日本では医師免許を持っていればどんな手術でも行う事が出来ます。
然し、この中絶手術だけは、母体保護法の規定により、学識、技術、経験人格等を毎年厳格に審査されて合格した医師と、規格通りに整備された施設の病、医院だけに認可されるものです。
(2)中絶手術以外の手術はすべて医師が肉眼で(顕微手術にしろ内視鏡手術にしろ)確認しながら行うものです。
然し、中絶手術だけは女性の身体の奥深く、狭く柔らかい子宮の中に20〜30cmの細長い器具を挿入して、手探りで行う手術です。
だから、どんなに経験豊富で熟練した医師でも、常に危険を意識しながら他のどの手術よりも精神を集中して慎重に慎重に安全第一に行わなければならないものです。
妊娠中絶手術について
〔�〕妊娠中絶についての考え方
わが国では中絶手術について議論する事が医学会でも一般社会でも何故かタブー視されて来た様な気がします。
だから中絶手術に対する情報は大変少ないのではないでしょうか。
婚前交渉が当然のようになった現在では婚前妊娠が増加しており、したがって妊娠しちゃった結婚も増えております。
アメリカでは妊娠しちゃった結婚の事をShotgun wedding又はshotgun marriage と言うそうです。
妊娠させられた女性の父親が相手の男性をショットガンでおどして結婚させる事です。
(勿論、ジョークだと思いますが・・。)
子育ての環境が整っているカップルにとっては、妊娠分娩は最高のイベントであり、何よりも感動的なよろこびです。
一方、親となる環境が十分に整っていないカップルにとって、状況は一転してしまいます。
「妊娠したから産む」という事が誰にでも出来るとは言えないのが現状です。
この子を一生幸せに育てる事が出来る環境であるかどうかをもう一度二人で冷静に慎重に考え直し、時と場合によっては、(何よりも嫌な事だけど・)中絶手術を受けなければならない事もあると思います。
このように予想外の妊娠をした場合は大変多くの不安と苦痛を強いられるものです。
特に若い女性にとって中絶手術程心身共に悲しい涙を流さねばならない事は無いと思います。